寒さも増し、冬という感じになってきました。今日(12月10日)のコロナウィルス感染者は602人です。医療の逼迫が心配になります。
12月4日の午後、クリエイトホール11F 視聴覚室で開催されました。まとまりがないかもしれませんが、概要をお知らせします。(全参加者は約35名でした)
これからは日本もディジタル化社会へ移行しようとしています。ディジタル化に
よって便利になる一方、私たち高齢者にとっては厄介な課題でもあります。
1.キャッシュレス決済の動向と課題
・キャッシュレス決済とは・・・現金を使わずに対価を払うこと
・日本のキャッシュレス決済比率の目標値
2015年 18% ➡ 2025年 40% (米国:45% 韓国:89% 中国:60%)
・政府によるキャッシュレス推進
➡マイナンバーカード保有者にキャッシュレス決済時に25%ポイント還元
上限:5,000円(2020年9月~2021年3月)
・マイナンバーカード保有者が対象、専用サイト、アプリでポイント還元
・キャッシュレス化が進むと何がどう変わるか?
➡クレジットカードや電子マネーがないと不便に感じることが増えるようになる
➡現金払いでは損することやサービスを受けられないことも起こる
➡銀行の店舗やATMは今より少なくなる可能性がある
➡預金通帳、カード会社の利用明細(紙ベース)、小遣帳や帳簿の廃止
➡スマホ、タブレット、パソコンによるアプリ、インターネットの利用が必須
2.キャッシュレスの種類と注意事項
・クレジット(カード)・・・カード払いの時、利用代金をカード会社が立て替え、
後日、銀行口座から引き落とされる
(JCB、VISA、Mastar、Amex、ダイナース等)
・デビット(カード)・・・カード払いと同時に利用代金が銀行口座から引き落とされる
(預金残高が利用限度)
・プリペイド(カード)・・・事前に利用額分をチャージしておき、利用時にチャージ額
(残高)
から利用代金が引かれる
(Suica、PASMO、nanaco、Edy、等)
➡交通乗車券電子マネー、コンビニ、スーパー、駅の売店などで
利用可能
・クレジットカードは枚数を減らす。できれば3枚程度にして、利用明細はWebにする。
未使用のカードが悪用されることもあるので注意すること。
・高齢者の未使用カードは解約する ➡未使用のカードが悪用される被害も発生している
3.キャッシュレス決済を使うために理解しておくこと
・キャッシュレス決済は便利であるが、利用者の不注意によって不正使用に被害に
あうリスクがある
➡利用状況やカードの管理を怠らない、ID/PWをしっかり管理する。
・やってはいけない事
➡カードを人に見せることや家族でも他人がカードを手に取ってみることができる
ような
管理(管理とは言えない)➡他人によるカード利用被害が増えている
➡使用しないカードを何年も放置しておくこと
➡利用明細を全く見ない
・自分に合ったサービスを選ぶ
・利用するサービスは絞る
・使わなくなったキャッシュレスサービスは速やかに解約する
・利用状況を適切に管理する(利用履歴、ID、PW等をしっかり管理)
・高齢者のキャッシュレスとの付き合い方
➡無理にキャッシュレスサービスを使わなくてよい➡今後も現金だけでも生活は可能
➡自分に合ったキャッシュレスサービスは何かを見極める
➡スマホを使いこなせない人はやめておこう!
4.ID/PWをしっかり管理しよう
・スマホ利用が常識化 ➡
利用時には必ずID/PWが必要
・クレジットカードや銀行口座 ➡Webサービスやインターネットバンキングの利用が常識に
・スマホ決済 ➡すべてのサービスにID/PWの設定が求められる
ID/PWの管理が甘いと ➡ID/PWが盗まれ、なりすまして悪用される
他のサービスにもログインして悪用される
・同じID
/PWをすべてのサービスに設定しない
➡あるサービスで情報漏洩等によりID/PWが漏洩した場合に全サービスに不正ログイン
される可能性がある
➡サービスごとにPWを変えて設定する
・ID/PW等は手帳などに記録して管理する(スマホに記録するのは危険)
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